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相談相手の選びかた

理想の家づくりは、相談相手で決まる。

理想の家づくりは、
相談相手で決まる。

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理想的な家づくりを実現するには、
5つのポイントを押さえて
信頼できる相談相手を探すことが
とても大切です。

住宅の企画において相談相手となる建築会社が重要であることは言うまでもありませんが、相談相手選びにおいてはいくつかの重要なポイントがあります。重要なものをいくつかご紹介いたします。

質問が短絡的か、本質的か

家づくりの会話のスタートは、お客様のニーズの把握です。どのような家を建てたいか、どんな理想があるのか、どんな心配事があるのか、どんな将来設計があるのか、また、現時点でどの程度の解像度を持って会話しているのか、など、家づくりを考える際に建築家が理解しなければいけない情報は非常に多岐にわたります。また、多くの場合、お客様が具体的なビジョンや構想をもっているわけではなく、持つべき観点の認識などは人それぞれです。

そのような状況で建築家は、将来にわたる価値観や生活イメージなど、より本質的な理解を深めながら、あらゆる変動要素の中から最良と思われる結論に向けて様々な質問をしていくことになりますが、多くの場合お客様は答えではなく、答えを導き出す「ヒント」を持ち寄って回答をいただくという前提に立ち、相談を受けることが重要です。答えを持ち合わせていない中、最終的な結論に近い質問、例えば「どんな間取りがご希望ですか」などといった短絡的な質問ではなく、将来的な家族の生活イメージや、家族外で家を訪れる人のイメージなど、明確なヒントをたぐりながら、実現に向けたロジックを共に作っていくことのできる相談相手を探しましょう。

深い知識と客観的根拠があるか

限られた予算の中で、できる限りの理想を盛り込んでいく上で、実現に向けた多様な知識は必要不可欠です。また、表面的な知識ではなく、あらゆる「なぜ?」に回答できる深い知識とあわせ、定量的、客観的な根拠の提示が理想です。一方で、建築は非常に広い専門性が問われる分野でもあり、お客様がその理論の全てを同等に持ち合わせて会話を進めるのはとても根気がいることでもあります。できる限り必要な情報をできるだけ楽に理解し最良の結論に至るために、相談相手には「そもそもどのような選択肢があり、なぜその結論に至ったのか」を遠慮せずに質問してください。優れた設計者は、膨大な知識と選択肢の中からお客様の理想や思想を鑑みて、最良の提案をシンプルに導き出していきます。一部であってもその導出過程に触れていただくことで、相談相手の知識の深さや理論の客観性を知ることができますので、少しでも不安や疑問があった際は、遠慮なく質問してみてください。

価値観や生活特性を把握する洞察力

一般的に、人の現在的な意識は数%であり、多くの意識は潜在意識の中にあると言われています。ましてや、住宅設計という膨大な観点が求められるテーマに対して、具体的な思想を巡らし、膨大な項目に対して短時間で最適な回答をすることはほぼ不可能と言って良いでしょう。だからこそ優れた相談相手は、より本質的な価値観や生活特性に着目し、潜在的な課題とその認識度合いをコントロールしながら、混乱を最小限に抑えながらまるで船頭のように最良の結論に導いていきます。自分自身でも意識していなかった、でも重要な観点を浮き彫りにしながら、時にはあえて表面化させずにお客様の意思を建築として表現していく洞察力が設計者に求められます。
例えば、どちらかが夜勤の仕事をされているご夫婦の場合、生活音や夫婦の距離感などに考慮し、寝室の作り方やウォークインクローゼットの作り方、動線設計が大きく変わります。このような設計の着眼点は多岐にわたるため、様々な個別最適と全体最適を叶えるためには、相談相手の深い洞察力が必要不可欠です。

長期的な視点

住宅を考えるのは今現在である一方で、実際に暮らし、住宅に向き合っていくのは今後数十年のスパンです。将来の長い期間に目を向けて、今現在は顕在化していない、無意識なものであっても、将来重要な課題となる可能性のあることを可視化し、検討のテーブルに乗せていくことも設計者、相談相手の重要な力量です。
家族の成長、ご自身の高齢化、将来のリフォームや売却の可能性、あらゆる長期的な可能性を考慮しながら、必要な検討項目をコントールすることが求められます。
例えば、若い世帯で、これから収入が増え、40歳前半で子供達が20を迎えていくようなご家族の場合、40歳で次の選択を迎える可能性があります。その際の選択肢を考慮しながら現在の設計を考える長期的な観点が重要です。
将来にわたる高い解像度、理解度がより高い納得感や満足度に繋がりますので、長期的な視点を持って相談してみてください。

金融知識などの実現可能性を含めた総合的な提案力

あらゆる面を考慮し、結局どうするのか?を明確なロジックとともに提案する、提案力が設計者に求められます。曖昧な点がなく、全て納得のうえ好きと言える家を作る。総合的な提案力を測る上では、これまでの事例についても情報を得ることが重要です。ご自身のケースだけでなく、過去の事例や意思決定のポイントまで遡り、総合的な提案力を評価してみてください。
また、住宅は建設には長期的な資金計画や、お客様一人一人の将来設計を前提としたリスクマネジメントが必要不可欠です。実際に建物を建てることに着眼した足元の資金調達はもちろん、その後の社会情勢や家族の将来を見据えたファイナンス手法も含めた、総合的な提案力の観点でも相談相手を評価いただき選んでみてください。